脳梗塞になってから、医療保険に加入した。大きな病気をしたことも正直に申告したうえで、入れる保険を紹介してもらう形だった。
発症前は保険に入っていなかったので、告知義務違反の心配などはなかったが、「持病があると保険には入れない」というイメージが正直あった。実際には、そうとも限らないらしい。
今回は、持病がある人でも入れる保険の種類と、俺が実際にどうやって加入したかを整理する。
※これは俺個人の体験と一般的な情報の整理であり、保険の専門家としてのアドバイスではない。加入できるかどうか、どの商品が合っているかは個人の状況によって変わるので、実際の判断は専門家に相談してほしい。
まずは通常の保険を確認する
生命保険文化センターによると、持病がある場合でも、まずは通常の医療保険に申し込めるか確認するのが一つの選択肢だという。持病の内容によっては、条件付き(保険料の割増や、特定の部位・病気を保障対象外にするなど)で加入できることもあるらしい。
「持病があるから最初から諦める」のではなく、まず確認してみる価値はありそうだ。
持病があっても入りやすい保険の種類
通常の保険が難しい場合、持病がある人向けに設計された保険もある。代表的なのが次の2つだ。
引受基準緩和型保険(限定告知型)
告知項目が3〜5項目程度に絞られていて、いずれにも該当しなければ原則として加入できる保険。契約前からある持病の悪化や再発も保障の対象になるのが特徴だ。
ただし、通常の保険に比べて保険料は割高になる。商品によっては、契約後1年間は給付金額が半額になるといった制限がある場合もある。
無選択型保険
健康状態の告知や医師の診査が一切不要な保険。既往症がある人や治療中の人でも加入できるが、その分、保険料はさらに割高になりやすい。契約から90日間は病気による保障が対象外(ケガのみ保障)といった制限が設けられていることも多い。
告知義務を守ることの重要性
保険に加入する際、健康状態を偽って告知すると「告知義務違反」となり、契約解除や保険金の不払いにつながる可能性がある。持病がある場合は、正直に申告したうえで、それでも入れる保険を探すのが基本の流れになる。
俺が実際にやったこと——保険ショップに相談
俺の場合は、脳梗塞になったこと、大きな病気をしたことを含めてすべて正直に申告し、保険ショップで加入できる保険を紹介してもらった。自分一人で商品を比較して探すよりも、複数の保険会社の商品を扱っている窓口に相談したほうが、選択肢を把握しやすかった。
公的保険でも意外となんとかなる
民間の保険を検討する前提として、日本には高額療養費制度をはじめとした公的医療保険の仕組みがある。入院や治療にかかる自己負担には上限があり、「民間保険がないと詰む」というわけでは必ずしもない。脳梗塞になった時の医療費については、こちらで詳しくまとめている。

ただ、貯金があまりない人や、それでも不安が大きい人は、保険ショップなどで一度相談してみることをおすすめしたい。
障害者手帳や障害年金など、他に使える公的な制度についてはこちらにまとめている。

まとめ
「持病があるから保険には入れない」と決めつける前に、通常の保険、引受基準緩和型、無選択型といった選択肢があることを知っておいて損はないと思う。どれが自分に合っているかは状況によって変わるので、保険ショップや専門家に相談しながら判断してほしい。
退院後にやっておくべきことについては、こちらでもまとめている。

著者:のぞむ(脳梗塞・心不全・糖尿病の当事者)
自分の闘病経験が、誰かの「まさか自分が」を防ぐヒントになれば、このブログを書く意味があると思っています。
※この記事は当事者の体験と公開情報をもとに作成しています。医療上の判断は必ず医師にご相談ください。また、保険に関する内容は一般的な情報提供であり、加入の可否や商品の選択については専門家にご相談ください。


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