視野障害(半盲)とは——見え方が変わる後遺症と生活の工夫

視野障害(半盲)とは——見え方が変わる後遺症と生活の工夫 情報・解説

発症直後から、右側を見ると視界がグルグル回るような感覚があった。文字は二重に見えるし、階段を降りる時も妙に不安を感じる。右目をつぶっていることが多いので、右目だけよく疲れる。

実は、これらの症状について眼科や脳神経科できちんと検査を受けたことは一度もない。自己流で対処法を編み出して、なんとなくやり過ごしてきた。

今回、視野障害について調べてみて、自分の症状が一般的に言われる「半盲」とは少し違うかもしれない、ということに気づいた。今回はその気づきも含めて、視野に関する後遺症について整理する。

視野障害(半盲)とは何か

目に入った光や景色の情報は、視神経を通って脳の後頭葉で処理される。この情報の通り道(視覚路)のどこかが脳卒中で障害されると、視野の一部が欠けて見えなくなることがある。

脳卒中後の視野障害で最も多いのが「同名半盲」と呼ばれるもので、両目とも同じ側(右か左)の視野が見えにくくなる状態だ。見えている範囲の中で、一部分だけ見えない、というのが特徴になる。

半盲と複視の違い

視野の異常と一言でいっても、原因が違えば症状もまったく異なる。混同されやすいのが「複視」だ。

  • 半盲:眼球の動き自体は正常だが、視野の一部が欠けて見えない状態
  • 複視:物が二重に見える症状。左右の目の視線がずれることで起こり、眼球を動かす神経の障害が原因になることが多い

同じ「見え方がおかしい」でも原因がまったく違うので、対処法やリハビリの方向性も変わってくるらしい。

俺の症状は、実は「半盲」とは違うかもしれない

改めて自分の症状を振り返ると、文字が二重に見える、右目を閉じることが多い、というのは複視に近い症状のように思える。視界が回るような感覚も、半盲というより、目の動きやバランス感覚に関わる別の症状かもしれない。

正直、今回調べるまで、自分の症状が「半盲」なのか「複視」なのか、あるいは別の何かなのか、きちんと区別できていなかった。

視野検査を受けたことがない、ということ

今回改めて気づいたのは、これまで一度も視野検査や専門的な診断を受けたことがなかったという事実だ。自己流の工夫でなんとかやってこられたが、正確に何が起きているのかを知らないまま、何年も過ごしてきたことになる。

複視であれば、プリズム眼鏡など専門的な対処法があることも、今回調べて初めて知った。脳梗塞の後遺症には、視野の問題以外にもさまざまな種類がある。

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生活の中でやってきた工夫

診断がないまま、自己流でいくつかの工夫をしてきた。

  • 右側であまり見ないようにする
  • 映画館では、なるべく右側の座席に座り、スクリーンが左中心に見えるようにする
  • 電車やバスでも、進行方向の左側の座席に座るようにする

視野や見え方の異変は、運転にも関わってくる可能性がある。運転再開について気になる人は、こちらの記事も参考にしてほしい。

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まとめ

何年も自己流でカバーしてきたが、今回調べてみて、専門的な検査を受けていれば、もっと楽になる方法があったかもしれないと感じた。脳梗塞の種類やダメージを受けた部位によっても、出てくる症状は変わってくるらしい。

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同じように見え方の違和感がある人は、自己流で片付けず、一度眼科や脳神経科で検査を受けてみることをおすすめしたい。


著者:のぞむ(脳梗塞・心不全・糖尿病の当事者)
自分の闘病経験が、誰かの「まさか自分が」を防ぐヒントになれば、このブログを書く意味があると思っています。
※この記事は当事者の体験と公開情報をもとに作成しています。医療上の判断は必ず医師にご相談ください。

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